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ビーフルンダン

インド料理を除いて、アジアで1番美味しい料理は、タイ料理だと思ってた。
グリーンカレーにマッサマンカレー、レッドカレーも美味しいし、卵をカレーで炒めた料理まである。

それが最近、インドネシア料理の美味しさが目を引くようになった。
日本ではあまり食べたことがない、インドネシア料理。
いや、食べた記憶なんて1度もない。
知っているのは、神保町のスマトラくらいだ。

先日、お家のメイドさんが買って来てくれたビーフルンダンを食べた。
牛肉をココナッツと香辛料で煮込んだ料理。
これは、旨い。
柔らかく長時間煮込まれた牛肉は口の中でホロけて、香辛料の辛さとココナッツの甘さとコクが押し寄せる。

今、僕は毎日鰻をシンガポールで焼いているのだが、そのお店からインドネシア行きのフェリー乗り場までなんとたったの3分。いつ、インドネシアに行こうか。
現地で、本気のインドネシア料理を、食べてみたい。


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インドの祭り タイプーサム

インドには、様々な祭りがある。
見ず知らずの日本人がポンと飛び込んでも受け入れてくれるような寛容さが、懐かしい。

シンガポールでは全人口の9%をインド系の人が占めており、
インド人街はたくさんのカレーが食べられるし、インドの文化も、ここにはある。

タイプーサム。
僕のいる、鰻家一の字の近くのインド寺院に久しぶりに行って来た。
こうゆう時間が、実はとても大事だったりする。
心の中の原点を思い出すためにも、自分が何を目指してるのか、全てはインドで気づかされたからだ。

タイプーサムとは、ヒンズー教徒が神様への感謝と忠誠心を示すお祭りで、
体に串や針を刺し、装飾を担ぎ歩く苦行でもある。

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初めてこのお祭りに行った時、菜食のカレーを食べた。
文化や気候などそれぞれの地域にあった食文化のカレー。

牛肉ゴロゴロのカレーも大好きだけど、
ここで食べるカレーはやっぱりベジタリアンのカレーが美味しく感じる。

スパイスカレーが国民食になった日

2018年、僕がシンガポールに来た同じ時にDancyuが宣言した”スパイスカレー新・国民食宣言”。
シンガポールでこの記事を読みながら、驚いた。
とうとう、スパイスが日本に浸透して一般家庭にまで溶け込んだのかと、、。

今から11年前に、下北沢で旅×カレーをオープンした。
6席の小さなカレー屋さんは半年で店終いになったが、下北沢カレーフェスの初年度でもあり、
スパイスカレーブームの走りだったように思う。

シンガポールで食べるカレーは、インドカレー、タイカレー、マレーシアンカレー、中国のカレーなどなど様々だ。
どれもこれも当たり前にスパイスが入っているが、タイカレーはフレッシュんなハーブがメインの香り。

スパイスカレーって、よくよく考えると面白い言葉で、
日本食だと”醤油肉じゃが””醤油魚の煮付け”といったところだろうか、、。



つい最近はビリヤニブームだったと聞く。
次は何のブームが来るのかな?
スパイスは、無限大。


おいしレッドカレーレシピ

一緒に働くタイ人のおばちゃんが、
美味しいレッドカレーを作ってくれました。

全て、ペーストから手作りです。
色々なウェブサイトに、色々なレシピやタイカレーの説明が書かれていますが、
やっぱり現地の人に教わるのが一番いい気がします。

レッドカレーにはドライチリを使うと書かれていることが多いのですが、
おばちゃんはフレッシュの赤唐辛子を使います。

なるほど、
フレッシュの唐辛子の方が香りがいい。
ドライチリを使わない理由が納得です。



和食にも、一応レシピはありますよね。
業界内だと、レシピのことを”割り”と言ったりします。

例えば肉じゃが。
薄口醤油で作っても濃口醤油で作っても、肉じゃがはやっぱり肉じゃがなんです。
作り手の好みによって味も様々。

多分きっと、カレーもそうだと思うんです。
”こうじゃないといけない”とか、”スパイスは難しい”とか、そうゆう事って決してない。

今回のレッドカレーのペーストだって、
横でどんどん切り刻んでいく材料をグラム化していっただけなんです。
でも、どんなお店で食べるレッドカレーよりも美味しいカレーができました。
それを聞きながら笑うおばちゃん、最強のスタッフです。

ちなみに、レッドカレーの具材には鴨肉が、
グリーンカレーの具材には豚バラスライスが一番美味しいそうです。

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レッドカレーペースト
赤唐辛子 100g
レモングラス 50g
ガランガルー 30g
赤玉ねぎ 1つ
カピ 20g
にんにく 1片
バイマックルー 3g
クミン 2g
塩 少量
上記の材料をぺーストにする。
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ここから先は、一般的なレッドカレーの作り方で大丈夫ですよ。

ぜひ、作ってみてくださいね。

シンガポールで思うこと

シンガポールには、ごくごく普通の食べ物としてのカレーが存在する。
日本のような、お洒落で色とりどりのスパイスカレーなんて見つからない。
スパイス料理や各国のカレーは日本人にとっての”生姜焼き”や”お寿司”くらい馴染んでいる普通の食べ物だから。

インドカレー
タイカレー
マレーシアンカレー
日式カレー、、、、

インドカレーはさらに、
南インドカレー
北インドカレー
ベンガル料理
ムスリム料理
などに分かれていきます。


シンガポール生活では、カレーに困ることがないんです。
アジア各国から様々な人種が集まるシンガポールでは、より現地に近い味のカレーを堪能できます。
もしかしたら、日本で展開するには、本格的すぎて日本人には馴染まないかもしれない。
そんなカレーがたくさんあります。


例えば、タイカレー。
日本で食べるそれとは比較できないくらい、辛い。
目が醒めるような辛さを堪能しつつ、シンガポールという環境に感謝せずにはいられない。
プロフィール

赤羽根 祐司

Author:赤羽根 祐司
◆鰻家一の字 オーナーシェフ
◆シンガポール在住
◆元旅人

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